VoiceOverの困りごとはここで検索! スマートアクセシビリティに寄せられた質問とアドバイスは、きっとあなたの助けにもなります。例えば、『LINE』と入力して検索すれば、LINEに関する情報が表示されます。情報が見つからなかったときは、キーワードをローマ字にしたり、短い言葉に替えてみましょう。

ロータージェスチャーのトレーニング

VoiceOverローターは、画面に表示されていないスイッチです。

特別なジェスチャーを使って子のスイッチを切り替えます。

ここでは、ホーム画面を使って、そのスイッチの切り替え方をトレーニングします。

L字型のジェスチャー

まずは、画面に「閉じ鉤括弧」のようなL字を描く方法で、ジェスチャーを練習します。

同時に、VoiceOverの読み上げに注目して、スイッチが切り替わることを確認しましょう。

ここからジェスチャーのトレーニング。

1.

ホーム画面を開く。

2.
iPhoneを左の手のひらにのせ、左の親指で、画面の中央あたりを押さえる。

3.

右の人差し指で、画面の右上あたりにさわり、そのままゆっくり下方向にスライドしていく。

4.

画面の下の端まできたら、左方向にスライドしていく。

5.

左端まで来たら、人差し指を画面から離し、もう一度右上に触ってから同じようにスライドしていく。

右の人差し指で、L字を連続で5回描いたら、両方の指を画面から離す。

今度は、人差し指で触る場所とスライドする向きを変えます。

6.

ホーム画面で、iPhoneを左手に持ち、左の親指で画面の中央を押さえる。

7.

右の人差し指で、画面の左下あたりにさわり、そのままゆっくり右方向にスライドしていく。

8.

画面の右端まできたら、上方向にスライドしていく。

9.

上端まで来たら、人差し指を画面から離し、もう一度左下に触ってから同じようにスライドしていく。

右の人差し指で、L字を連続で5回描いたら、両方の指を画面から離す。

トレーニングはここまで。

解説とアドバイス

人差し指の動きに合わせて、VoiceOverローターのスイッチが切り替わる。

スイッチが切り替わると、VoiceOverが「文字」や「単語」、「速度」などと読み上げる。

ロータースイッチを「文字」に切り替えるときは、VoiceOverが「文字」と読み上げてから指を離す。

人差し指のスタート地点はどこでも良い。

人差し指でスライドするとき、画面から指を離さずにいったりきたりしてもよい。

たとえば、下方向にスライドしている途中で、上方向にスライドしても良い。

そのほかのジェスチャーを紹介。

ローターのジェスチャーはいろいろなやり方があります。

指の組み合わせも自由です。

いくつかの方法を紹介するので、やりやすいものを見つけましょう。

カタカナの「コ」の字を描くようにする方法。

左ての親指で画面の中央を押さえたら、右の人差し指で画面の左上にさわる。

そのまま、カタカナのコを描くように、人差し指を右、それから下、それから左へスライドしていく。

ひらがなの「つ」を描くようにする方法。

左ての親指で画面の中央を押さえたら、右の人差し指で画面の左上にさわる。

そのまま、ひらがなの「つ」を描くように、人差し指を大きく動かしていく。

2本指を互い違いにスライドする方法。

iPhoneを両手で支えるようにもつ。

左の親指は画面の下のほうを押さえる。

右の親指は画面の上のほうを押さえる。

それから、左ては左方向へ、右手は右方向へ同時にスライドする。

子の方法は、上下方向に応用することもできる。

その場合は、左の親指は画面の左端、右の親指は画面の右端を押さえる。

それから、上下互い違いにスライドする。

片手でおこなう方法も紹介します。

右手をコンパスにして、円を描くようにする方法。

たとえば、左手でiPhoneを持ち、右ての人差し指と中指で画面を押さえる。

人差し指を軸にして、中指で円を描くようにスライドする。

片手の2本指を互い違いにスライドする方法。

たとえば、左手でiPhoneを持ち、右ての人差し指と中指で画面を押さえる。

それから、人差し指を上方向、中指を下方向にスライドする。